現在、複数の事業所のスタッフ研修に定期的に行かせていただいています。
(いつもご依頼、ありがとうございます!)
事業所に行かせていただいているところもあれば、オンラインで実施しているところもあります。
今日はその中で感じたことを書いてみたいと思います。
「スタッフ研修をしないといけないけど、そこまでなかなか手が回らない」
「外部に研修を依頼することで、どんなメリットがあるんだろう」
そんな風に感じておられる方にも参考にしていただければ、と思います。
あくまでもBig Beansの場合、ということになりますが、良かったらお読みください。
1.スタッフ間で共通言語ができていく
①“ちがい”を良さに
私たちが研修をご提供する中で、とくに意識をしているのが「スタッフの中に共通言語をつくる」ということです。
障害福祉や医療保健の事業所で働く皆さんは、それまで働いて来られた領域やキャリアが異なることがよくあります。
習ってきたことも経験を積んできたことも異なる人たちが、その“ちがい”を“違和感”ではなく“良さ”として現場で発揮するためには
ある程度、共通言語を持つ必要があると感じているからです。
「それってあの時、研修で言ってた〇〇やな」と言った具合に、スタッフ間のコミュニケーションの下敷きになるような
そんな内容を目指しています。
②スタッフ間のコミュニケーションが変化していく
研修に行かせていただいている現場では、スタッフ間の雰囲気やコミュニケーションが変わっていく様子を
実際にたくさん見させていただいています。
・はじめは沈黙が多かったが、回を重ねるごとに「自分ごとに引き付けた感想や質問」がたくさん出るようになる
・以前は研修が終わった途端にそれぞれの業務に戻っていたが、スタッフがなかなか解散せず、その場で立ち話をする姿が見られる
・アンケートで「他のスタッフの話が聞けてよかった」、「もう少し話し合いの時間を増やしてほしい」という声が出てくる
1ヶ月に一度程度、行かせていただくからこそ、変化に気づきやすいということもあります。
たとえば
・スタッフの皆さんの会話の内容や表情が変わっていく(笑顔が増える)
・一方向的だったコミュニケーションが双方向になり、多方向になり、たくさんの線がつながっていく
・一緒に受講している同一法人の、他の事業所スタッフとも関係が深まっていく
そんな現場の雰囲気がよくなっていく様子を見させていただくことができて、私たちもとても嬉しい気持ちになっています。
2.スタッフの変化や成長を横並びで客観的に見られる
①スタッフの成長を横から見る
ご依頼いただく管理者が他のスタッフと一緒に受講者側にいるといったことも
外部に研修を依頼することの大きなメリットではないか、と私たちは感じています。
横並びで一緒に参加する機会があることで、その変化が客観的に見られるのではないかと思うのです。
多くの事業所では管理者が講師役をしたり、スタッフが持ち回りで講師役をしたり…といった研修が多いのではないでしょうか?
自分が講師役をする場合はその場を回すことに注力するし、スタッフが講師をする時は講師役のスタッフをアシストしたりして
なかなかスタッフ全体を落ち着いて見ることが難しいかもしれません(かつて勤務していた頃の私たちもそうでした)。
先ほど書かせていただいたように、スタッフの皆さんはどんどん変化していかれます。
横並びで席につくことでそのような変化に気がつくことができるし、
私たちからもその変化を随時フィードバックさせていただくようにしています。
②第三者を使うメリット
「何を言うか よりも 誰が言うか」という言葉がありますが
ふだんスタッフさんたちと利害関係のない私たちのような第三者(外部講師)が話をすることにも意味があるように思います。
たとえば、私たち(外部講師)とその事業所の管理者さんが同じテーマで研修をしたとしても
管理者が講師の場合、そこにはバイアスというか、フィルターがかかってしまって、
スタッフには研修の内容がストレートに届きにくいといったことも起きがちです。
外部講師だからこそ、良い意味で無責任に、自由にテーマに沿った話ができる部分もあるし、
聞き手にストレートに届くこともあるかと思うのです。
③スタッフへの信頼を深める機会
管理者は(私たちにも覚えがありますが)不安を抱えています。
その不安ゆえに、スタッフを厳しい目で見ていることがあるのではないでしょうか。
研修を依頼してくださる動機の中に「うちのスタッフは、こういうことが出来てなくて」といったような言葉が聞かれることがあります。
けれど実際に研修をして、私たちが問いを投げかけてみると、スタッフの皆さんは実はいろいろな視点を持っておられて、
その管理者さんが思っているよりも「ちゃんと考えられているし、ちゃんとやれている」ことが分かる場面が多々あります。
それはきっと管理者にとっても嬉しい誤算で、スタッフへの信頼を深める機会にもなっているのではないか、
と感じています。
3.外部研修が「スタッフを大切にしている」というメッセージに
上記で書いたような“嬉しい変化”や“良い変化”は「私たちの研修の成果です」と胸を張って言いたいところですが、
実際のところは、私たちの研修の力は微々たるものだと思っています。
・外部に頼ってでも、自分たちの事業所が提供する支援の質を上げたい
・スタッフをちゃんと育てたい、長く働いてほしい
「外部講師を招く」といったことを通じて、そういう管理者の思いがスタッフの皆さんにあたたかなメッセージとして伝わっている。
それが、スタッフの皆さんのポジティブな変化をベーシックな部分で支えているのだろうと思います。
「自分たちは大切にされている」
外部に研修を依頼することがその証左の一つになっているのではないかと思うんですね。
上の人のそんな思いが下の人に伝わる現場で良い変化が起きる…これは自明なことではないでしょうか。
また、私たちもそんな管理者の皆さんの思いが伝わるような、あたたかな楽しい研修を目指して、日々、精進しています。
さて、長文になりましたが、いくつかの事業所に定期的に(継続的に)研修に行かせていただいて
見えてきたこと、感じてきたことをあらためて書いてみました。
継続して外部講師をさせていただくということは、まさに現場の伴走支援に他ならないということを最近、身に染みて感じています。
私たちにとっても、関わらせていただいている事業所のスタッフの皆さんが変化し、頼もしくなっていかれるプロセスに
立ち会わさせていただくことは「こういう仕事をしていて良かったな」と嬉しく感じることであり
また、そのような機会をいただいていることにとても感謝をしています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
もし、ここで書いたような「外部にスタッフ研修を依頼すること」に関心を持たれた方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
※業態によっては「福祉・介護職員処遇改善加算」の算定要件として、研修をご活用いただけます。


