りんご園(児童発達支援)

レポート#6

2022年11月29日(火) 雨

 

北区にある児童発達支援りんご園に行ってきました!
(りんご園の電話番号は 072-242-7208)

第一回こまめ探訪記に登場した the SOUP GREEN&CAFEのすぐ近くにあります。

 

こちらは今年の7月にオープンしたばかりの

0才から6才までの未就学児を対象とした児童発達支援の事業所。

今、通っている子どもたちで一番多いのは3才児だそうです。

 

このりんご園の特色は何といっても

モンテッソーリ教育と発語リズムを取り入れた療育を実践されているところです。

この2つを取り入れている事業所は、今のところ堺市ではりんご園だけだとか。

それもあってか、相談窓口で「言語発達なら、りんご園さん」と紹介されて

見学に来られる保護者の方たちも多いそうです。

 

一人ひとりの子どもに合わせた療育を実践するために

りんご園では療育プログラムを1コマ90分にして

その時間内であいさつからお片付けまでの一連の流れを作っておられます。

1コマの中で小集団療育と個別療育を組み合わせ、

中でも個別療育の時間をたっぷり取っておられるのが特徴的です。

 

りんご園から自宅に戻った子どもたちの様子を見た保護者から 

「もう少し参加日を増やせませんか」というリクエストを受けることも増えているそうです。

 

私たちの見学は子どもたちのいない時間帯だったのですが

それも「知らない大人が入ってくると、子どもたちの集中力が削がれる」と考えてのこと。

療育の場面が見られなかったのは残念でしたが

そういうスタッフの言葉の端々に“子どもたちファースト”が深く根付いているのを感じました。

 

 

「りんご園で就学までに少しずつでもできることを増やしていって

 就学した時に困ることが減らせられたら嬉しいなって思うんです」

そう語るスタッフの梅田さんは、ほんとうに子どもたちが可愛くって仕方がないという様子で

お話を聞かせてくださいました。

梅田さんはりんご園を立ち上げたことで

モンテッソーリ教育をもっと勉強したいという思いが深まって、今もさらなる勉強を続けておられるそうで

「現場で子どもたちを見ながら研修に行くと、先生にあれも聞きたい、これも相談したいってなるんですよ」

と情熱的に話しておられました。

 

ここのスタッフは梅田さんをはじめ、それぞれにこれまでの経験や得意領域があって

それらがうまい具合にミックスされて、りんご園の強みと魅力になっているそうです。

「お互いから学び合っている」という姿勢もとても良いなぁと感じましたし

一方で「(他のスタッフに)怒られることもある」と笑いながら話しておられ

対応してくださったスタッフ3人の掛け合いからも、スタッフの仲の良さと互いへの信頼が感じられました。

 

最近は新規の問い合わせや見学も増えているとのこと。

見学は他の子どもさんの療育の様子を見てもらうのではなく、

体験に近い感じで

その子にかかわっているスタッフの様子を見てもらう方式を取っていて

保護者にも実際の利用のイメージや療育内容のイメージが湧きやすいようです。

 

90分という枠組みや個別性を大切にされているがゆえに

たくさんの子どもたちを受け入れるのが難しいのですが

まだ新規の受付はできるとのことです。

 

りんご園の情報が、必要な子どもや保護者の方々に届くといいなという思いで

この記事を書いていますので、ぜひこの情報を必要な方々にお届けください。

 

パワフルで愛情たっぷりのスタッフの皆さんとお会いできて

私までエネルギーチャージしてもらった気分になる訪問でした。

 

お忙しい中、たくさんお話を聞かせてくださって、ありがとうございました!

 

りんご園のインスタグラムは コチラ