2024年1月から一年半くらいかけて、リフレクション型読書会を継続開催しています。
これまでにも読書会はいろいろな形で開催してきましたが、いつも読むだけじゃもったいないなぁ…と感じていたのです
(小説のように“本を閉じた瞬間に、こっちの世界に戻ってくる”という手合いのものは別ですが)。
もちろん、これは読書だけに限ったことではなく、研修でも講義でも講演でも同じで
「なんかええ話やったなぁ」で終わっていていいの!?みたいな思いがずっとあったんですよね。
WSDを受講してから、さらにその思いは強くなって。
やっぱり“ええ話”で終わらすのはもったない。
「聞く(知る)」から「行動変容」につなげて、その体験を「言語化」しないと…
そんな思いからリフレクション型読書会「ケアを深めるオンライン読書会」が誕生しました。
対人援助の理論や技術の本を“ただ読む”のは“賢くなったつもりになる”のと似ている気がして、
その先を大事にしたい&創り出したいっていう…そんなことが動機になっています。
その“ええ話”をどうにか現場の話に引き付けて、落とし込んで、やってみたいと思えるところまで持って行く。
それで今は2回1セットの読書会をやっています。
以前にもどこかで書いたかもしれませんが、具体的には「みんなで読む回」と「実践を振り返る回」を交互にやっています。
<やり方>
★「みんなで読む回」は指定された短い範囲を事前に読んで、気になったところや他の人に質問したいところを抜き書きしてくる
➡読書会当日にシェアし、深める
➡日々の中で取り組んでみたいことを決める
➡次の回までに実践する
★「振り返る回」(一ヶ月後)は
「読む回」で決めた各自の取り組みたいことの報告をシェアする
➡みんなでやり取りして深める
➡気づきを共有し、お互いの実践の良いところを見つける
こんな感じでやっています。
教える側、教えられる側がないので、初心者もベテランもフラットなポジションで話し合うことができます。
*話を聞く
*共感する
*質問する
いつもやっている、当たり前のことを「こんなにちゃんと考えたことがなかったかも!?」みたいな気づきが毎回のようにあります。
めっちゃ面白いです。
ものすごく時間のかかる読み方ですが、その分、しっかりと身につく気がしています。
その今やっているリフレクション型読書会もとりあえず8月にいったん終わります。
少し休んだら、また次の課題図書で新シリーズを始める予定です。
おそらく新シリーズも対象はまた対人援助職の方限定になるかと思うのですが、
たとえば「この本でやってみたい」という方がおられたら、別立てで一般の方と一緒にこのリフレクション型読書会をやってみてもいいかなとも考えています。
あるいは1対1読書会もいいかな…と。
長期は大変だという方向けに、2回1セットのお試し会をやるのも面白いかもしれませんね。
読書会2回1セットが終わった後は、作成した資料などをPDFファイルにしてお渡ししています。
現在は7月&8月の参加者を募集しています。
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